Something For Lester

Something For Lester/Ray Brown

p Cedar Walton

b Ray Brown

ds Elvin Jones

77年制作、ベーシスト、レイ・ブラウンのソロアルバム。77年当時はフュージョン音楽全盛。アコースティックではなくエレキ全盛だったわけだが、ここに正統派のピアノトリオでのソロアルバムと言うのがレイ・ブラウンらしい。

レイ・ブラウンは音が大きいベーシストとして有名。ベースの役割は、リズムとコード進行を明確にすること。50年代はPAが発達していないため、生音がどれぐらい大きいのか、そして切れの良い音をさせるか、といった点がベーシストに求められていた。50年代からの有名なベーシストは皆、この点をクリアーしているわけで、レイ・ブラウンもその例外ではない。だが、バップの時代から2002年までの長きにわたり、生涯現役であった点がもっとも素晴らしい点だと思われる。

ピアノのシダー・ウェルトン、ドラムスのエルビンジョーンズ、ともにレイを主役に据えながらも(エルビンには社長直々のお達しがあったようだが)、ベーシストのソロアルバムというより、ピアノトリオの名盤と言った趣が強い。とはいえ、ベースの音量をミックスで上げているようで、ウッドベースのサウンドを堪能するには適している。

ベーシスト必聴の1枚といえるだろう。

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